|
![]() 鄭成功記念館バルコニーからのアモイ市内 アモイ〔厦門〕といってもあまり日本では聞きなれない都市の名前ですが、 昔は租借地でヨーロッパの強国が支配していた歴史がある。 福建省のなかにあって台湾の対岸にある大きな島 本土と海峡を橋で連絡できます。 又、昔は小さい島のコンロス島には、日本の領事館もあった街です。 中国の租借地はチンタオ〔青島〕ドイツ租借地、 大連は帝政ロシア租借地などでありましたが、 いずれも当時のヨーロッパ各国が造った街並みが、 今でも現存しているところが多いようです。 今の中国はものすごい勢いで古い都市〔老街〕が解体され、 新しい街に生まれ変わっています。 上海などはすでに新しい街になったところが多くなりました。 そんな理由で今回は古い建物を見たいと思い、 アモイ市内と近くのコンロス島、 アモイ市内から高速道路で4時間の距離にある 地方の永定土楼〔世界遺産に申請中〕という漢民族の客家の村にも行ってみました。 アモイの大きな島全体は車も多く近代都市ですが、 車で数時間も走れば農村で数十年前の日本の農村かと思うところでした。 外国からの投資が自由な経済特別区のアモイ市と そうでない地方との格差が大きいことを感じた旅でした。 地方の町の道路は舗装されてはいますが、まだ開発途上といったところでした。 日本人に対してもアモイの人達は大変良い感じでした。 日本からの航空機直行便があり、日本の企業も進出するなど ますます近い街となっています。 ![]() 欧州の領事館跡などが建ち並ぶ旧租借地コロンス島 日光岩山頂からのアモイ市内の眺望 |